巡りあるき

うたひながら夜道を帰るからつぽのひだりの胸に風がはいつた

斎場御嶽に行ってみよう!

知人が沖縄通いを重ねる中で生み出した魅力的な作品展を開いた。

古い木造アパートを改装したミニギャラリーは、ミステリアスな寓意とサプライズに満ちていて、いくつもの物語を紡ぐことができる不思議な空間でした。

「ことばの水」展。『路地と人』にて、5/6(月)まで。

…にあやかって^^; 私も2010年に友人と沖縄に行った時の記事をアップしてみます。

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沖縄へ行くことになった。

沖縄で開かれる養生塾に参加するためだ。(タビのための旅がまだできない)少し

の空き時間があるので、例によって会場近くの行きたいところを探す。

そうだ、斎場御獄に行って、太極拳をして来よう!

久高島にも行ってみたいな~でも、よくばらないよくばらない‥。

 

  よくぞまあ 此処がこの場が三庫理(さんぐーい)ニライの神の降り立つところ

  冬浅き日差しのなかの久高島 波間にあわのたゆたふごとし

 

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 観光客が三々五々出入りする三庫理の中に入る。

 ひんやりとして物音が消え、すっと抱き上げられるような感覚

 向こうの明るい空間がまぶしい。

 意識が深いところに沈んでゆく。

 なつかしいな‥

 

〈ちょうのはな〉に出る。南と西にそそり立つ岩壁の上方は樹木に覆われて見えない。ここはノロさんしか入れなかった所で、男性は琉球王のみ許された場所なのだという。

 

 海に向かってぽっかりと開いたバルコニーを

 まあるく包みこむように樹々がしげる

 薄暗い樹木の額縁に囲まれながら

 どこまでも広がっている水平な海

 真ん中にふわりと久高島が浮かんでいる。

 なんて分かりやすいんだろう!

  

 座ったノロさんの目線で海を見たい。

 しゃがんで海を見る。

 まっ先に来たのは‥土のにおいと湿り気  

 ひんやりとした石灰岩の感触‥

 ぺたんと座ったら

 御嶽と一体になれるかもしれない‥

 跪くと、手前の岩すれすれに久高島が見える

 島はまるですぐそこにあるようで

 手を伸ばせば掬い上げられそう‥

 

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  座った目線                      ひざまづいた目線

 あれっ、島を遥拝する手前の岩に三角形の切り込み?ここにも三角形?

座ると久高島が見えないから、あとから手を加えたのかな…。

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  岩壁にたくさん咲いていたニガナ。薬草