巡りあるき

うたひながら夜道を帰るからつぽのひだりの胸に風がはいつた

2013-01-01から1年間の記事一覧

なりきるといえば…

mimiの庭デビュー いったいここは… どれどれ… ひそむ かくれる なりきる

たまたまここに

よしやらうと思ってできることぢやないあつけらかんとしてるフリ フリ! なにもかも思ふとほりになつてゐる。なるやうにしか思はないもの 忘れよう、わすれてゐよう思ひだすこともなければなかつたことさ この寒菊 たまたまここに種が来て 根が出て芽が出て…

祝満願!豪華ゴマダレ天モリ蕎麦海苔つき!!

盆栽自慢 11月のある日、秩父札所16番無量山西光寺と23番松風山音楽寺にお参りしてきました。 西武秩父線各駅停車、西武秩父駅現地集合。この日はお弁当なし♪ 西光寺の菊 16番そばの蕎麦屋で昼食!今回のお参りで満願成就がお二人。その満願祝いを兼ねての、…

観音道の隠された磐座  清水寺 -熊野⑸

二年後の2011年3月、再び観音道を訪れました。 この日はまるで靄がかかったように杉花粉が飛び、お日さまは顔をだしたり隠れたりの、はっきりしない日でした。翌日は、新宮の神倉神社に詣り、あの険しい鎌倉階段を、突風に吹き飛ばされそうになりながら…

先だって、川むこうの良庵先生がね、「太極拳というものは、うまいも下手もない。回数だ。頑張ったってしょうがない。」とね、おっしゃるンだね。 どんなに頑張っても、数回しかやってない人に、百回やった人の心持ちはわからないんだそうで…。中にはひと月…

呼倫貝爾(ホロンバイル)草原の朝

天の川 昴 きっぱりと白い月 (ああ昴) 北斗七星のなんと大地にちかいこと! モンゴルの星は地上に近い 天はまさに足元まできている 4:00になったが誰も来ない 誰かを探すか あの丘にのぼるか… あの丘にのぼる。 時間はもうない。 ケイタイの光で足元を…

秋空

見上げていると すみわたった秋空のどこかで ぽとん… という けはいがした それは ほんとに かすかだったので いま だれかが 空のどこかのポストに・・・ まど・みちお―より たまさかの風きてはだら蝶しばし桑葉(くは)に爪たてながされゐたり ふくかぜの間…

観音道・清泰寺 -熊野⑷

熊野古道観音道は波田須から大泊まで、この古道のところどころにお地蔵さんや三十三観音が立っています。あの写真集で見た石仏がここに在るかもしれないと楽しみにしていた場所ですが、天狗倉山で迷ってしまい、波田須から大泊までを歩いてたどる時間があり…

尾鷲 -熊野―⑶

夕朝 尾鷲は、夫が小学生時代を過ごしたところ、当時はなかったという火力発電所の塔がそびえています。尾鷲神社にお参りしてから、岩屋堂(尾鷲神社の奥の院?)を訪ね、天狗倉山に登りました。 尾鷲神社 尾鷲神社にもすごい楠 尾鷲神社を後にして、天狗倉…

紀伊長島 -熊野-⑵

よりそいて小さき家々たちならぶ紀伊長島の時ゆるらなり 紀伊長島は小さな港町。 古い時代から開けていた港のようです。場所的にも港にピッタリの地形!こぢんまりとした家々が立ち並び、ゆったりとした暮らしぶりが窺がえます。 鏡神社 長島の浜は夕凪鳶が…

巡りあるき―熊野―⑴

2009年の夏、熊野に行きました。 熊野は、紀伊山地の霊場と参詣道として世界遺産に登録されてから、この年で5年になっていましたが、以前から行ってみたい所でした。 雨が多くて常緑の樹が茂り、古い石畳の道が紀伊半島の霊場をつなぎ、古い時代から沢山の人…

「風立ちぬ」を観てきました

この夏の最高気温更新日、午後ぽっかり時間ができた そうだ、『風立ちぬ』を観に行こう! ジブリの作品を映画館で見るのは『ハウルの動く城』以来。ポニョは観そびれて、それっきり…^^; 『ハウルの動く城』は面白かったなあ…あの一本おさげがなんかウフフで…

まだ咲かぬ花咲き終へて実をむすぶ花今年は影も見せぬ花    乗鞍畳平

お花畑 俯いて葉影に顔を埋めてゐる黒百合は蝶に気づかぬだらう きのふとはまた少しちがふ花ひらくきのふとはやはりちがふけふなり 峰蘇芳 白山一花・黄花の駒の爪… 黒百合 黒百合は6年から8年かけてようやく花を咲かせますが、最初の花は一輪のみで雌蕊の…

乗鞍のお花畑は龍が育てているのかも~

二泊三日で乗鞍岳に行ってきました。乗鞍岳は3000メートル級の高山ですが、山頂の畳平まで岐阜県側のスカイライン、長野県側のエコーラインが通じ、シャトルバスでの楽々登山!(^^)! という訳でこれが3度目の乗鞍岳。 いや~いつ行ってもいいですね~ いつ行…

ダヤの居場所

家猫のダヤンの領分寝る場所と水とトイレとキャットフードと 目覚めればひしびしと胸にさみしさがひろがるダヤン…おまえがゐない 去年の7月、 未明にダヤは長椅子の奥で冷たく硬くなった 口をあけて両手をひろげていた 苦しかったのかな 真夜中、大きな鳴き…

関係性の中から浮かび上がる「私」をうたう…

6月15日、≪短歌公開講座第3回「私」を歌う。≫が学士会館で開かれた。パネリストは馬場あき子、外塚喬、光森裕樹の三歌人。司会は佐伯裕子氏。馬場あき子氏と光森裕樹氏の歌が好きなので出席してみました。 それぞれ自薦の歌6首 を挙げ、それらの歌から受け取…

藤波源信大阿闍梨のお加持

腫瘍マーカーが基準値を超えた。2度目だ。昨年来身の回りがあわただしく、食事も気功も歩きも〝できごと〟の重大さに押しやられ、二の次三の次になってしまっていた。 黒丸のついた数字を見て血の気が引いてゆく… 自分のことじゃないと思ってみる… 相変わら…

それでいいのだ

ふわふわを、つかんだことのかなしみの あれはおそらくしあわせでした 笹井宏之 たどりつく疲労のそこひ先のなき場所はいつでもさうだ、あかるい 光森裕樹 ゆすつても、ゆすつてもまたもとどほり 癖になつてるだけならいいが いつのまに着いたのだろう 通せ…

雨の奥会津、囲炉裏の炭火を眺めながら語り部さんの夜話。

東山温泉、囲炉裏端で夕食をいただきながら語り部さんの話を聞きました。(宿でお願いすると来てくれます。)するする~っとよどみない会津弁で聞く昔話は、文字で読むお話と違い、語り部さんから手渡しされたようで…一味違うな~(^^♪ 語り部さんは「今晩は…

玄侑宗久さんのお寺で座禅をしました。

暮れかかる野良にずぼりと滝桜 岩盤浴でがっつり汗を流し、早めの夕食を済ませて福聚寺に向かう。 三春の猫 吾唯足知 立ち直ったお地蔵さん(福聚寺) 坂道を下って上る。坂を上りきる頃はすっかり夕闇に巻かれた。見上げると、右手にみごとな枝垂桜がライト…

カラムシ織はシャキッ・さらさら…手触りいいな~

4月24日から福島県三春にトキメキ満載の旅に出た。お目当ては滝桜、岩盤浴、玄侑さんの座禅、会津線コトコト列車の旅。ついでに鶴ヶ城の桜^_^; 郡山に集合、磐越西線で会津若松。 三春の岩盤浴が気に入って時々通っている友人のおすすめ、七日町の田楽屋…

 「不思議」

私は不思議てたまらない 黒い雲からふる雨が 銀にひかっていることが。 私は不思議でたまらない 青い桑の葉たべている 蚕が白くなることが。 私は不思議でたまらない だれもいじらぬ夕顔が ひとりでぱらりと開くのが。 私は不思議でたまらない 誰にきいても…

ここには以前来たことがある…気がする。

ふっと観光客の姿が途切れた。チャンス! 同行の二人を誘って太極拳!時間無いのでさわりだけ~ ‘ちょうのはな’に立ち、十字手から起勢… 集中するのはむずかしいかなと思いましたが、以外にもすぐにしーんとできた。 (御嶽パワーかな^^;) ゆっくり最後まで…

斎場御嶽に行ってみよう!

知人が沖縄通いを重ねる中で生み出した魅力的な作品展を開いた。 古い木造アパートを改装したミニギャラリーは、ミステリアスな寓意とサプライズに満ちていて、いくつもの物語を紡ぐことができる不思議な空間でした。 「ことばの水」展。『路地と人』にて、…

【特別展】[グレートジャーニー~人類の旅~」の運ぶ風 

海岸で砂鉄集めをすることから始めたカヌー作り、その手作りのカヌーが風に乗って運んできたものは何だろう 40年間、かつて人類が辿ったであろう道なき道を、最も素朴な道具(機械は無!)で旅をし続けた関野吉晴氏が<カヌーを手で作り、旅をする>コトに…

由布院はお湯もいいけど石垣も熱いな~

午前中呼吸法のレクチャー、でも外は日差しもまぶしい良い天気 ♪ レクチャー受けつつ気もそぞろ~^_^; なので会場脱け出し、スケッチに出かけよう! ずんずん歩いてポイントを探す。 この辺りはちょうど盆地の縁にあたる所らしく、北側は山地で南側に田が広…

自転車借りて、由布院巡り。

二日目、気功と太極拳の、「ゆふいん場の養生塾」に参加、癌友(がんとも)との交流会もある。午前中は貸自転車を借りて、行けるところまで行ってみる。風が冷たく、時折雪もちらついて寒い! あ、由布岳が見えてきた。面白い形の山だな~ 関東甲信越の山並…

直前に友人がキャンセル、で、私一人の湯布院行き

白鷺はじっと立ちつくす白鷺とひとつながりの影のしづけさ 雨上がりの由布岳 いきなりの一人旅は少し不安、でもまあ…何とかなるでしょう。 一人…そうだ,久しぶりにスケッチをしてみよう。 あちこちにまだ水たまりが残る湯布院は、ちょっと寒いけれど 春。 宿…

岡井隆さんのお話

朝日カルチャーセンターから岡井隆氏の最終講義の案内が届いた。 知人に誘われた短歌の世界に興味を持った私は朝日カルチャーセンターの「現代短歌」講座に二年半ほど通った。その間の2011年3月11日、新宿の住友ビル7階で氏の講座を受講中あの大地震に遭遇し…

さくら咲きいぬ笑いぬ

見上げればすつぽりさくらに抱かれてわれはいつとき桜になりぬ 清雲寺のしだれ桜 あはははは明るく笑ふ花のした肺ゆ空洞ひたすら拡がる 仙波龍英 致死量がなくて効き目がどこまでも拡がってゐる飛花の真ん中 萩原裕幸 さくら満開で大喜びのわらいぬ さくらさ…