巡りあるき

うたひながら夜道を帰るからつぽのひだりの胸に風がはいつた

秩父はコスモス晴れ、秋の午年総開帳です~(^^♪

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今日は19番、20番、21番をお参りする予定だそうです。急いでバスに乗って出発。まず19番龍石寺。大きな一枚岩?の上のお寺です。

みんなで般若心経を唱え、早めの昼食。昼食後太極拳奉納。

あ~すっきり

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   可愛いスリッパと草鞋           ふむふむ…今日はよく声が揃っているな…

荒川に架かる橋を渡って20番岩之上堂へ。

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  水が澄んでキレイ! 玉堂さんの絵にこんなのあったような気がするな~

岩之上堂は珍しく階段を下ってお参りします。

かつては、荒川を渡し船で渡り、観音堂前の大覗岩の下にあった奥の院から石段をのぼって観音堂に向かったのだそうです。この観音堂は江戸時代初期~中期に建てられ、秩父札所中最も古いお堂。

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ご本尊の聖観音の右手から紅白の布が伸び、外の五輪塔に…。  

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この五輪塔の布に触れると、ご本尊の手に触れたことになるそうです。ありがたいですね~。12年に一度…、次は……あるかな…^_^;

20番、岩之上堂は、少し離れていますが、19番の龍石寺と荒川をはさんで斜めに向かい合うような位置にあります。ここも、本堂は大きな岩盤の上に立っています。

今回は行けませんでしたが、観音堂正面の階段を降りると、乳水場(ちすいば)と呼ばれる洞窟に天井から水が滴っているところがあります。この洞窟の清水には、昔、自分の子供にあげる乳が無くなり、悲しんで入水しようとした乳母に「この水を飲め」のこえがあり、そのとおりにすると不思議にも乳房が張ってきて、ほとばしるように乳が出るようになったという言い伝えがあるそうです。

内陣には、子猿の這う子(包子)も美しく飾られていて、長い間、女性たちが祈る場でもあったのかなと思いました。

  f:id:miyasakihiro:20141003175509j:plain熊野権現

観音堂の右奥の道を登ると、お堂のほぼ真後ろに熊野権現があります。お寺に神社?と思いましたが、寺には山伏の古装束も伝えられているそうなので、修験の場でもあったようですね。

でも、荒川に降りることができる南向きの岩壁の上にあり、清水の湧くところ…う~ん熊野的ですね~。秩父もアースダイバーしたらどんな姿が現われるのかな~。

そういえば、周辺の山地にある札所には、御嶽(うたき)?あるいは磐座?と思えるような岩や岩庇のあるお寺もありましたし…。

札所19番20番は、ちょうど秩父盆地に突き出た台地のハナ(端)~平地の境目にある、荒川沿いの大きな目立つ磐の上にあります。

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  ゆらゆらちらちらパチパチッ                

 

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    百日草ひと夏ぶんの一花かな