2014-12-14 山茶花 庭 人の耳には ただ 「かさっ…」としかひびきませんが その一言を 忘れる落葉はありません きん色の秋の空から おりてきて いま 地面にとどいた という その一しゅんに 「ただいま…」 なのでしょうね それは 長い長い旅のバトンタッチを終えて ようやっと ふるさとの わが家の門に たどりつき ようやっと それだけ言えた ・・・・・・ 人の耳には ただ 「かさっ…」としかひびきませんが まど・みちお「いのちのうた」より