巡りあるき

うたひながら夜道を帰るからつぽのひだりの胸に風がはいつた

富士山に登ってきました~

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ここは富士山のあの頂上付近の!あの白い雪の中!

 

 

山開きすこし前の6月某日。

天気予報は雨、それもかなり激しい…

でも出かけました。

 

行ってみなけりゃわ・か・ら・な・い・♡

 

152号から富士山スカイラインへ…

道路に木の枝やら落ち葉やらが散乱、倒木の一本は道の右側を塞いでいました。

車のすぐ前を鹿の群れがゆっくり横切り、狸がノソノソ…。

あちらはなんだこりゃ?…という表情。車の中は大喜び♪

 

さて、富士宮口五合目。小雨ぱらぱら…でも大丈夫かも。。。

おにぎりを頬張り、装備を確認し、用を足す。

午前2時45分?

真っ暗闇の中、登山開始。

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  富士市街の夜景

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 有明の月

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 東の空

モンゴルの夜明けを思い出すな~

月がくっきりして白くて近かった。

 呼倫貝爾(ホロンバイル)草原の朝 - 巡りあるき

 

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 西の空

 レンズを何層にも重ねたような雲が見えた。

 

 六合目

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 宝永火口は鉄錆色。ゆるやかなカーブが生き物のよう。。。

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 大きな岩をワイヤで固定している。(新七合目あたり)

 

 元祖七合目!

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本日はここまで~。

いや~来てみるもんですね~

登ってみなけりゃ見えない景色があるんですね~

(七合目で登ったといえるん?=悪友(=_=))

 

富士山のこのあたりからはもう現世というよりあの世…

宇宙スケール!ヽ(^o^)丿

 

頂上…

やっぱり行ってみたいな~

 

下ってひと休み

この辺りは、足元に植物の姿が見えます。

左の岩には苔のようなものが…

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苔(地衣類)で、ある情景を思い出します。

以前も書いた事のある、民族文化映像研究所のアチックフォーラム

その日は「トナカイは風のものだよ」というサーメの記録映画の上映会でした。

所長の姫田氏は極地のトナカイが〈レーンラーベン〉という

苔を食べて生き抜いていることを取り上げ、

「岩だらけの場所に最初にとりつくのが苔。次に生えるのは何だろう…」

と参加者に問いかけかけました。

中の中年男性が「先ず木が根付くのではないか。木は土の無い岩のすき間に生えている。草は土がないと無理でしょう。」と

私も以前、浅間の鬼押し出しに教材のヤシャブシの実を取りに行った時のことを思い出し、「木の方が先だと思います。」と答えた。

姫田氏は「どちらが先かという事は調べてみればわかることと思いますが、それよりも、私はサーメの人たちが、風を和らげてくれる白樺の木を大切にして、生活の様々な場面で活用している様子を見てきました。」

そして

「レーンラーベンの生えている大きな岩の下に、

土のようなものが崩れているのを見つけ

<レーンラーベンが岩を溶かしている!>と思った。

<レーンラーベンの粘液のようなものがあの固い岩を溶かしている。>と、

その時確信したんです。」と続けました。

 

今年の5月、ダーウィンルーム第1回清水博ゼミで清水博氏が

・・・「生物(役者)が進化しているだけでなく、その居場所(舞台)も

そしてそのドラマ(共存在)も進化しています。こういう変化が

地球という<いのち>のドラマの劇場に起きてきたのです。・・・と。

 

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 タカネイワヤナギ

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 スゲ

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